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S.E.Aへようこそ!私の講義・ゼミ等の受講者必見の情報を適宜提供します.

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2008年4月23日水曜日

市民討議会(プラーヌンクスツェレ)について

授業でもお話ししましたが,
篠藤明徳著『まちづくりと新しい市民参加 ドイツのプラーヌンクスツェレの手法』イマジン出版
がもっともよくまとまって紹介しています.
討議デモクラシーについては,
篠原一『市民の政治学』岩波書店
も参考にして欲しい本です.

なお,授業で紹介した多摩市の事例については,「つたえようあなたの思い TAMAMIRAI 2007 多摩市民まちづくり討議会」のホームページ参照.

2008年4月18日金曜日

新聞を読む

どの講義でもシツコク話していることですが,まずは新聞を読む,これが大事です.

私はやはりハード・コピーを手にとって読むべきだとは思いますが,最近はそうとばかりはいえないでしょうね.ウェッブ上の情報を活用することも重要です(特にデータ・ベースとして).

なかでもまず初心者にお勧めは,「あらたにす」(http://allatanys.jp/).朝日,日経,読売の記事を読み比べるというサイト.そこから各社へリンクされています.

私自身は,日本語の新聞については旧来からのハード派で日に3紙程度目を通していますが,アメリカの新聞などはやはりネットですね.

まずは毎日無理なく1つの記事でも読み通してみてください.

2008年4月17日木曜日

地方自治を理解し考える:大森彌著『変化に挑戦する自治体』紹介

本年度担当の講義には,地方自治論の知識や理解が不可欠なものがあります.受講生の皆さんに是非一読をお奨めしたいのが,

  大森彌著『変化に挑戦する自治体:希望の自治体行政学』
      第一法規,2400円(税別)

です.

大森先生が各所に執筆された原稿を取りまとめたものですが,地方自治を体系だって学ぶことが出来ます.また,単なる知識を列挙したいわゆる教科書というよりも,個別事項ごとの論点や問題意識がはっきり示されているので,かえって初学者が関心を持って読むのにうってつけだといえます.

2008年4月11日金曜日

23の「瞳」は可能か?~都区制度を素材に考えてみよう

本年度私の授業を受講する皆さんに話題提供です.

おおよその地方自治のしくみを理解していても,よく分からないというのが,東京都にだけある都区制度.23の特別区は一般の市町村と同様に,「基礎的な地方公共団体」ですが,「普通」地方公共団体ではなく,「特別」地方公共団体.一般に市町村の事務とされている,上下水道や消防は,東京都の事務となっています(俗に大都市事務といわれてきました).また,都と23区間では,一般の市町村の税源である法人住民税などがいったん都税として徴収され,それを原資に財政調整がされています.

東京大都市部にある特別区といっても,保健所業務など一部一般の市町村以上の権限をもっていますが,財政面や行政事務面で法令によって制約されているともいえます.

といっても,大都市に位置し,財政的にみると全国の水準を遙かに上回る都市自治体であることは間違いありません.であれば,もっと住民に身近な行政を積極的にやっては,ということになります.

そこで,新たにスタートした朝の連ドラ「瞳」を取り上げてみましょう.

ご覧になった方は,「東京都の広報番組か?」といった印象を受けた場面もあったかもしれません.注目は,近藤正臣らが扮する児童相談センター職員です.これは東京都の職員になります.

こうした住民に身近な事務は特別区がやるべきでは,と私は考えておりますし,現在進められている都区間の協議(都区のあり方検討委員会)でも,検討対象でしょうが,実際には,都の側も区の側も事務移管に積極的とはいえません.

なぜでしょうか?また,都と特別区とどちらがやるべきでしょうか?

是非考えてみてください.

関連するホームページを紹介します.

 ○東京都児童相談センター・児童相談所のHP:
      http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/jicen/annai/jido_sodan/index.html
  ~児童相談センターと児童相談所の違いは?
  ~児童相談センター・相談所の管轄区域は?意外にも...

 ○NHK連続テレビ小説「瞳」のHP:
      http://www3.nhk.or.jp/asadora/index.html
  ~舞台となる月島は,法科大学院生には身近ですね.

2008年4月9日水曜日

TMU-LS「政治学特殊授業1:自治体政策マネジメント入門」受講者の皆さんへ

本日初回の授業はいかがだったでしょうか.

さて,アンケートを見ると,「行政学」の履修割合は3割程度,地方自治論や公共政策論に至っては,ほとんど〝未履修〟であることが分かりました(詳細は次回授業にて).

そこで,今回は行政学の基本的な教科書を紹介しておきます.

西尾勝『行政学 新版』有斐閣
村松岐夫『行政学教科書 第2版』有斐閣

そして現在の日本の行政を読み解く上で特にお奨めなのが,

大森彌『官のシステム』東京大学出版会

大森著は教科書ではありませんが,特に体系立って行政学を学ぶ必要のない人には,少々歯ごたえがあるかもしれませんが(大学1年生ゼミできちんと読みこなせましたから大丈夫でしょう),面白く読めます.

2008年4月7日月曜日

GRIPS「地方自治と行政学」受講予定の皆さんへ

はじめまして,GRIPS「地方自治と行政学」担当の大杉(客員教授)です.

すでに提出した初回レジュメが学生共有web上に保管されていると教務担当より連絡がありました.初回授業時に持参してください.