20日,地方分権改革推進要綱(第1次)が決定され,その論評が各紙に掲載されています.「分権改革の後退は許されない」(日経社説),「分権 霞ヶ関の壁」(朝日)と分権改革の現況をうかがわせる見出しです.
地方分権改革もまた一つの(そして非常に大きな)システム改革であると同時に政治改革です.改革の中身がどのようなのであるのか(《改革事項》)とともに,前線の指揮官,切り込み部隊,サポートする応援隊,そして何よりも全体を統率する最高司令官のそれぞれの行動や思いがかみ合ってこそ困難を乗り越えるのであり(《改革体制》),とりわけ最高司令官のリーダーシップとそれを踏まえた戦略・戦術が問われることになります(《改革戦略》).
今回,分権委は所管省庁がうんと言わなかった問題にも切り込み勧告にまとめたのですが,「後退」ととるかどうかとともに,《改革体制》,《改革戦略》に着目した評価も重要でしょう.
内閣府分権委のホームページもご参照ください(混雑しているのか,いつも表示が遅い気がしますが,それは私の接続環境のせいなのでしょうか?).
2008年6月21日土曜日
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